今回は、阿蘇の山の奥にある温泉地
『地獄・垂玉温泉』へ行ってきました。
熊本地震で大きな被害があった場所ですね。
地獄・垂玉温泉にあった2つの旅館の
現在を見てきたのでご紹介します。
地獄・垂玉温泉はどこにある?
阿蘇五岳の1つ烏帽子岳の中腹標高700mほどの高い場所にある
『地獄・垂玉温泉』
地獄・垂玉温泉は阿蘇火山の影響を強くた酸性の湯が特徴的な
秘湯としても知られている場所です。
※正確には、地獄温泉と垂玉温泉は、源泉が異なるので別の温泉とされてますが
2つを合わせて『地獄・垂玉温泉』と呼ばれることが多い。
地獄・垂玉温泉の場所はこの辺です↓↓
2つの温泉旅館があるうちの1つの場所を地図で載せておきます。
※もう1軒の旅館は、別項目の旅館の紹介で地図載せてます。
江戸時代から、入浴されていた記録が残ってる歴史ある温泉地。
この地獄・垂玉温泉には2つの温泉宿がありますが
(※地獄温泉に1軒・垂玉温泉に1軒)
2軒とも熊本地震で大きな被害を受け
1軒は長いこと休業のち現在は一部営業再開。
1軒は、営業再開に向け復興工事が行われていて現在も休業中となってますが
現在、崩れていた道などの修復工事はできていて
車で通行可能となってます。
地震後に、麓までは行ったことがあったのですが、
その時は通行止めとなっていたので、いつぶりに行ったかな?
とっても久しぶりの地獄・垂玉温泉を…
今回は残念ながら入浴ではなく“見るだけ”で行ってきました。
山奥の秘湯周辺では、たくさんの木が紅葉していて
秋の気持ちが良い風を感じることができましたよ~♪
垂玉温泉『山口旅館』は現在休業中
地獄・垂玉温泉にある温泉旅館
『山口旅館』
創業明治19年。
(地獄温泉と垂玉温泉に分けた場合、こちら山口旅館さんが垂玉温泉となります。)
山口旅館さんは、明治40年(1907年)
与謝野鉄幹・北原白秋・吉井勇・木下杢太郎・平野万里
この5人の有名な詩人が
東京から九州へと旅に出て、長崎から天草、
天草からまた長崎(島原)
長崎(島原)から長洲→熊本市内→
そして、ここ阿蘇を巡った際に宿泊した宿です。
この旅を書いた、旅行記『五足の靴』にも登場してます。
「後に滝の音面白き山を負ひ、右に切っ立ての岡を控え、左の谷川を流し、前はからりと明るく群山を見下ろし、遥かに有明の海が水平線にひかる。高く堅固な石垣の具合、黒く厳しい山門の様子、古めいた家の作り、辺の要害といひ如何見ても城郭である。天が下を震はせた昔の豪族の本陣らしい所に、一味の優しさを加えた趣がある。 これが垂玉の湯である。名もいいが、実に気に入った。」
-五足の靴より一部抜粋-
全文が気になる人はこちらのリンクから見れます↓↓↓↓↓↓
(リンク先8/27に記載)
『五足の靴』あまり内容を詳しく読んだことなかったけど
今回、どんどん気になっちゃって全部読んじゃった。
五足の靴に登場するスポット巡りって
ドライブに出るのも楽しいような気がする。
そんな長い歴史を持つ宿ですが、
こちらの山口旅館さんは熊本地震で被災され
現在も休業中となっています。
復旧工事が進んでいますが、現在のところ営業再開はまだ未定。
周辺、かなり硫黄の匂いが強い~!と思ったら
山口旅館の敷地内のあちこちから、温泉の蒸気がシュンシュン出てる!!
泉源が熊本地震の際に土砂で埋まってしまったとのことでしたが
この蒸気は…復興した1つの証なのかな⁈
良くも悪くも…自然のパワーって
本当にすごいよね。
阿蘇を何度もいじめてる悪いパワーは
おとなしくしてて欲しいけど
良い自然のパワーの光景は大好き。
以前は、私も、何度となく行ったことがありますが
滝を見ながら入浴できる混浴がとても素敵な温泉でした。
近くの滝は以前とそんなに大きな変わりはなく見ることができますが、
滝以外の景色はかなり変貌してる場所も多かったかな…
山奥ということもあって、とても静かに自然のパワーを
体全身で感じることができて気持ちが良い♪
紅葉もとても綺麗な場所が、あちこちにありました。
真っ赤に染まる木!良いね~!
この滝周辺は、本当すごく硫黄の匂いが強くて『温泉』を
感じることができる~♪
温泉の匂い好き~!
たくさんの秋を発見することができました!
現在『山口旅館』さんは、休業中ですので宿泊や入浴はできませんが
営業再開などの目処がついたら公式HPで案内があるようなので
公式HPをリンクしておきます。
復興まで、大変な苦労をされてることかと思いますが
営業再開される日を楽しみにしてます。
地獄温泉『清風荘』は現在『青風荘』として再開!
テレビなどでも何度も被害状況や復興までの様子が報じられていたのが
『清風荘』さん。
現在は、『清風荘』ではなく『青風荘』となってます。
(地獄温泉と垂玉温泉に分けた場合、こちら清風荘さんが地獄温泉となります。)
『青風荘』(旧:清風荘)さんの場所はこちら↓↓↓↓↓↓
山口旅館から、車で1・2分ほどの場所にあります。
青風荘(旧:清風荘)さんは、2016年4月に発生した熊本地震で大きな被害を受けられたあと
宿の方をはじめ、たくさんのボランティアの人達が営業再開に向け活動をされてましたが
熊本地震から約2カ月後の2016年6月、大雨の影響により土石流が発生し
温泉や宿泊するスペースなど約8割が壊滅的な被害を受け長い休業されてました。
が!!熊本地震から3年、2019年4月に青風荘(旧:清風荘)さんのシンボルである
『すずめの湯』の営業を再開!!!
『すずめの湯』は、2度の自然災害に襲われ、
宿全体が壊滅的な被害を受ける中、いつもと変わらずコンコンと湯が沸き出ていたそうで
宿の人達の復興の支えとなった奇跡の温泉です。
※今回は、たくさんの方が入浴されてましたので画像はなし。
その後も、元湯やたまごの湯、レストランやフロントなどが
次々と復興をし、現在は1日3組限定ではありますが宿泊も可能となってます。
営業を再開される際に、『清風荘』から
『青風荘』と名前を変更され
新しい道を進まれてます。
2021年3月には、全館OPENを目指して現在も工事が進んでるようです。
私が行った際にも、その様子を見ることができました!
今回すずめの湯を遠目に見せていただいただけなのですが…
たくさんの入浴者がいらっしゃいました。
ドロドロの泥が特徴的な、すごく気持ちが良い温泉なんですよね。
ここは、混浴としても有名な場所ですよね。
以前は、裸で入ってましたが…
やっぱり躊躇してしまう人もいますね。
私は若い頃、何度も入りに行った
記憶があるのですが
私の周りにも、
何人も混浴なので無理!という
女性がいました。
営業再開をきっかけに新しく生まれ変わり
現在も混浴ではありますが
『湯浴み着』を着て入浴する温泉となってます。
(※水着も可)
最近は、ネットでも安くてかわいい湯浴み着も販売されてるし
これを着ることができるとなると、
敷居が下がっていろいろな人が入れるようになったかもしれませんね。
湯浴着は、持ち込みもOKですが、青風荘さんでレンタルもされてます。
男性用・女性用ともに400円だそうです。
※販売可能
(販売の場合、男性用600円・女性用1100円)
ほかにも、元の湯は以前使われていた石などを使い、
雰囲気を残しつつも新しく生まれ変わり
たまごの湯という新しい湯も登場してます。
(こちらは、混浴ではなく男女別の内湯です。)
建物はシンプルながら統一感がありおしゃれでしたが、
おしゃれなデザインだけではなく、災害にも強い造りだそうです。
入浴料はこちら↓↓↓↓↓↓
大人(貸バスタオル付き):1200円
学生(貸バスタオル付):1000円
※学生証提示が条件
子供:無料
毎週水曜日レディースデー貸バスタオル付800円
《元の湯・たまごの湯》
大人:800円
中学生~大学・専門学生:600円
※学生証提示が条件
小学生:400円
幼児:無料《すずめの湯・元の湯・たまごの湯共通入浴》
大人:1600円
中学生~大学・専門学生:1400円
※学生証提示が条件
幼児:無料
毎週水曜日レディースデー:1400円お得な回数券すずめの湯10枚綴り(貸バスタオル付):11000円
年間パスポート:22000円などもあり。
※年間パスポートは、すずめの湯・元の湯・たまごの湯全て利用可能。
日帰り入浴が可能な時間は
10:00~17:00(最終受付16:00)
定休日:火曜日(祝日の場合営業で振替休日あり)
※振替休日がある場合は、公式HPで告知あり。
新しくなった青風荘さん、今回は見学だけとなりましたが
今度は、入浴でもお邪魔したいですね~♪
また、青風荘さんGoToトラベルの対象となっているそうなので
県外の方はもちろん、熊本在住でも宿泊で利用も良いですね。
もっと詳しい内容は、青風荘さんの公式HPでご確認ください。
地獄温泉『青風荘』の公式HPはこちら↓↓↓↓↓↓
招待していただくことはありますが
掲載店舗から金銭を受け取り書いている
記事は、一切ありません。