もともと綺麗な水が流れる場所が好きですが、最近なぜだか湧水地への訪問頻度が爆上り。
熊本水遺産めぐりを始めたということもあるけど、これはあまり関係なく(熊本水遺産めぐりは綺麗な水じゃないところも多いw)
特に理由はなく偶然訪問することが多い。
なんか…そんなことが続くと何かしらの御縁やご利益があるかもー!と期待してしまうやないかいwww
今回は久しぶりに南阿蘇の水源地『明神池』へ行ってきました。
明神池名水公園
明神池名水公園
南阿蘇村になって、住所から地名が消えてしまったけど、旧:白水にある遊水地。
白水といえば『水の生まれる里 白水』ですね!
以前は、日本一長~い駅名で知られてた地域でもある。
この辺は、白川水源が有名ですが、周辺には他にもたくさんの水源地があります。
私はどちらかというと、白川水源のように観光地化されてる水源より、こういう静かな水源が好き。
と言いながら、今回は県外からの来客もあり、久しぶりに白川水源に寄ろうと思ったんだけどね^^;
白川水源は駐車場も満車で、歩道にもたくさんの人が歩いてたので、中も混雑してるだろうと断念。
おかげで、久しぶりに明神池名水公園を散策することができました。
場所・駐車場
明神池名水公園は、観光客にも大人気の白川水源と同じ通り沿いにあります。
白川水源から、車で5分ほどの距離。
明神池名水公園の場所はこちら↓
明神池名水公園の入口に、広い駐車場があるので、散策の際はこちらの駐車場を利用可能です。
公園内には、数組の人しかいなかったので、車がたくさん停まってるのは、おそば屋さんのお客さんの車と思われる。
明神そば
明神そば
明神池名水公園の入口には、明神そばというお蕎麦屋さんがあります。
結構人気のお蕎麦屋さん。
駐車場が明神池名水公園と共有になっているので、ランチ時間帯などには今回のようにたくさんの車が停まってることがあります^^
ランチをして明神池を散策しても良いですね♪
秋の明神池名水公園を散策
秋晴れの中、秋風を感じながら明神池名水公園を散策。
なんと心地が良いのー!
明神池名水公園は、白川水源のように人が多い場所ではないので、ゆっくりと散策を楽しむことができます。
白川水源のようにお土産店などはありませんが、単純に綺麗な水源地を見たい方などにおすすめ。
あちこちから、こんこんと湧き出る水
明神池は、昭和28年の大水害で土壌が蓄積し、一度は湿原地状態になっていたものを平成2年に改修し、再び湖が形成された水源になります。
毎分2トンもの水が湧き出ていて、あちこちからポコポコと水が湧き出る景色を見ることができますよ!
たくさんの緑に囲まれてて、池にその景色が映りこむ光景がとっても素敵。
たくさんの魚が泳ぐ姿も見られます。
天然の魚もいたけど、鯉もいたなぁ。
水汲み場も準備されてて、この水は飲用OKです。
ちなみに、この明神池の水を飲むと、子宝に恵まれるという伝説も残されてます。
お水を持ち帰りたい場合は、ペットボトルや大きな容器などをご持参ください。
久しぶりの明神池は、絵画のような美しく神秘的な光景を眺めることができました^^
河童伝説が残る明神池
水汲み場などがある池の先に、もう1つ大きな池があります。
ここは…水汲み場のような綺麗な水ではなく、多くの藻が茂ってるような池。
この一瞬で、何がどうなったら、こんな水が変わるのか?
これも自然の神秘というものでしょうか。
この池の周りを一周することができ、すぐ近くを南阿蘇鉄道が走ってるので、タイミングが良ければワンピース号やトロッコ列車『ゆうすげ号』を見ることができるかも^^
去年、ゆうすげ号に乗車した際、ここ明神池名水公園の前で一旦停車し、車掌兼ガイドさんから、この池の伝説などのお話がありました。
ゆうすげ号乗車記録記事はこちら↓
この明神池には、河童の伝説が残されてるんですよ。
池の真ん中にポツンといるのは、女のカッパさんです。
この明神池に、仲の良い男女の河童が住んでたんだけど、男の河童はいたずら好きだったそうな。
その男の河童の激しいいたずらが、神の怒りに触れ、男の河童は遠くの池に追放されたんだって。
…どんないたずらしたんだろ^^;
女の河童は1年中、池の中の石の上で、男の河童の帰りを待ち続けたけど、帰ってこなかった…という切ない伝説が。
そんな伝説から、池の真ん中にある石を『カッパ石』と呼んでたそうですが、平成9年に、この伝説に基づき女河童の姿をカッパ石の上に建立されてます。
カッパ伝説が好きな私としては、このお話に興味津々だわ…
色々な角度から河童像を見てまわり、池を1周。
とても心地よい散策となりました。
この日は、とにかく最高の天気だったんだよなぁ♪
群塚神社
明神池のすぐ隣には、群塚神社という神社があります。
産神様が奉られている神社で、子宝や安産祈願にご利益があると言われてるとのこと。
群塚神社
この白水村の吉田地区には、昔『吉田城』というお城がありましたが、城主に子供がおらず、ここの水源で身を清め、境内にある誕生石に願いをかけたところ、子宝に恵まれたとの言い伝えも。
また、産後の肥立ちが思わしくなく、乳の出が悪かった奥方は、境内にあるイチョウの木に乳房のように垂れ下がってる気根を見つけ撫でたその日から、病気が回復し乳の出が良くなったんだとか。
ほかにも、日本最後の内戦『明治十年西南の役』の際、薩軍に対する田作戦会議を行い、明神池の水で身を清め、群塚神社で必勝祈願をしたという言い伝えなども、残されているようです。
明神池名水公園 詳細情報
この明神池名水公園は、秋や春は特にとっても心地が良い散策が楽しめます。
とっても静かな場所なので、ゆっくりと自分の世界に浸りながら散策をしたい人におすすめです^^
今年は紅葉があまり良さそうじゃないけど、綺麗に染まれば紅葉狩りも楽しめます。
また池の周辺には、桜の木も多いので春になったらお花見もいいね!
明神池名水公園を散策する際には、入場料などは必要ありませんが、綺麗な水と自然をいつまでも守っていくため、資金協力のお願いがあります。
近くに賽銭箱があるので、そちらに入れてください^^
水源地は、飲み水として使われてますので、お金を池に入れないようにご注意ください。
これ…どこでも入れたがる人がいるけど、マジであちこちで問題となってるので、ここに限らず、注意しましょうね💦
住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村吉田1394
いつでも自由に見学可能ですが、明るい時間帯の訪問をおすすめします。
招待していただくことはありますが
掲載店舗から金銭を受け取り書いている
記事は、一切ありません。