熊本市の水の風土と文化を後世に伝えるため、市民共有の財産として市が登録してる『熊本水遺産』
小さなスポットが多く、今まで知らなかった“熊本”を知ることができるので、熊本水遺産巡りを始めてみました。
ブログの更新がすっかりストップしてるので、遅れてしまってますが…
セミがまだ出る前ギリギリの時に訪問した熊本水遺産スポットを載せます。
しばらくセミに脅えストップしてましたが、少し大人しくなり始めたので、熊本水遺産巡りを再開できる日が近いかも♡
菱形の池(熊本市北区植木町)
菱形の池
西南戦争の舞台ともなった田原坂にも近い場所に、ひっそりと湧き出る水。
その名の通り、菱形の形をした池があり、ここには数々の伝説が残されてます。
熊本水遺産めぐりを始めなかったら、たどり着く場所じゃなかっただろうな…と感じる小さなスポット。
場所・駐車場
菱形の池があるのは、田原坂線から菱形小学校方面へ入り込んで行った集落の中。
ここ初めて入って行ったけど、磨崖仏の看板まで発見してしまった。
菱形の池のすぐ近くに、磨崖仏があるらしい。
円台寺の磨崖仏群。
これも見てみたい!と思ったんだけど…
看板の先を見ると、ゆるやかな坂の先に結構な急坂が見えた…💦
セミシーズン、ギリギリということもあったのと、体力的なことを考えると、ここはちょっと今回スルー。
涼しくなったら、立ち寄ってみたいかも。
この『円台寺』ってお寺も、ちょっと気になるしね。
菱形の池の場所はこちら↓
熊本水遺産に登録されてるスポットは、すごく小さな場所が多いんだけど、しっかりとGoogleマップに登録されてるのがすごい。
たまに、登録されてないところもあるけど、だいたい登録されてるのでGoogleマップのナビで行くのが便利かと思います。
小さなスポットだけど、すぐ近くにある駐車場は広々。
【熊本水遺産めぐり】ののぼりが立てられてました。
この青いのぼりが出てるスポットはわかりやすいので良いなぁ。
ちなみに、熊本水遺産めぐり、こののぼりが出てないスポットも複数あります。
菱形の池への行き方
駐車場からゆるやかな坂を下って行くと、入口に看板が出てます。
民家の間の細い道を奥へ!
この奥に菱形の池があるわけですが…
私は、なぜだかこの看板を見落として、全く反対に進んでしまった^^;
道路を渡り「こっちの気がする…」とね^^;
だって、なんか小さな川が流れてたし…この先にあるような気がしたんだよな。
奥まで進んで行き、新幹線のトンネルが目の前に現れて「あれ?違う?」となって戻りました。
戻って、どっちだろ?とキョロキョロしてると、看板を発見。
なんだ💦駐車場からすぐ近くじゃん…ってな失敗。
今回訪問した菱形の池は、熊本水遺産だけではなく天然記念物にも指定されてるそうです。
数々の伝説が残る神秘的な池
細い小道を進んで行くと現れた小川。
ここに菱形の池がありました。
この菱形の池は、5世紀に遠征中の神功皇后が応神天皇を出産し、産湯に使われたと肥後国誌に記録されてます。
植木方面には、産湯伝説が残されてる場所が多いなぁと感じますが、同じく植木方面には神功皇后の伝説がある場所も多いですね。
山鹿との境も近い場所にある『清水菅原神社(御手洗さん)』にも、同じく神功皇后の伝説が残されてますね。
『清水菅原神社(御手洗さん)』は、過去に同じく熊本水遺産巡りの記録記事として載せてます。
この辺一帯をウロウロしてたんだろな…とか、大昔のことを想像すると面白かったりするので好き。
また6世紀には八幡神が現れ、自らが応神天皇の生まれ変わりであることを告げた『八幡神出現伝説』の舞台ともなってます。
この菱形の池は、この伝説にちなんで江戸時代に作られたとも言われてます。
菱形に囲まれている理由は、この池が作られた時に、農民たちが牛や馬を池に入れて水浴びなどをさせてたので、『八幡神出現伝説』が残る神聖な場所を汚さないように石で周りを囲んだという説や、夏になると水不足に悩んでたところ出水が湧いてるのを村民が発見し、この水を貯えたいと思い大雨で負けない菱形の形に作ったなどの説があります。
周辺には『菱形』という地名や『菱形小学校』など“菱形”という名前がつけられてる場所が多いのも、この菱形の池が由来してるそうです。
色々な伝説が残ってる場所。
色々調べてみると面白いなぁ。
ただ、産湯に使ったという伝説が残ってるものの、私が訪問した日の水はあまり綺麗な感じではなかったかな…
湧き出してるとは書かれてたけどなぁ。
昔は飲み水としても使われてたそうなので、もっと綺麗だったのか?それとも、私が訪問したのが大雨が続いた後だったので濁ってたのか…
その辺は初訪問のため不明。
ホタルの時期には、ホタルが見えるようなので、普段は綺麗な水が流れてるのかもしれませんね。
ここでホタルは、更に幻想的な雰囲気を感じそうだなぁ。
ちなみに、これも私が訪問した際の情報で通常時はわかりませんが、足場が悪い場所がありました。
菱形の池の目の前まで、小さな橋を渡って近づくことができますが、この橋が雨の影響なのか沢山のゴミが詰まってグラグラしてました。
おてんばBBAは、グラグラする橋を渡りながら危なッ💦と感じ帰りは跳び越えましたが、通行の際はご注意を。
もしかすると、その後しっかりと修理されてる可能性もあるけどね。
熊本水遺産巡りをスタートしたことで、知らなかった“熊本”スポットを知り、歴史の学びともなりました。
やっぱり熊本水遺産めぐり、結構良いな!
菱形の池 詳細情報
涼しくなったら磨崖仏と寺も見に行ってみたいと覚えておこう★
他にも複数の【熊本水遺産】スポットを訪問して記録として記事を公開してます。
今後も少しずつ増えていく予定です。
熊本水遺産スポット記事一覧はこちら↓
熊本水遺産に登録されているところは、熊本市のホームページで確認ができます。
住所:熊本市北区植木町円台寺667
※いつでも自由に見学可能ですが、街灯などがないため明るいうちに訪問しましょう。
招待していただくことはありますが
掲載店舗から金銭を受け取り書いている
記事は、一切ありません。