『阿蘇のあか牛テロワール旅』特別な1泊2日の肉旅へ!阿蘇とあか牛を学ぶ。 | 【あゆ姫食い倒れ放浪記】
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『阿蘇のあか牛テロワール旅』特別な1泊2日の肉旅へ!阿蘇とあか牛を学ぶ。

阿蘇のあか牛テロワール旅阿蘇
阿蘇その他

今回ご縁をいただき『阿蘇のあか牛テロワール旅』へモニターとして参加してきました。

とても豪華な旅の中で、阿蘇やあか牛のことをたくさん学び・知る。
熊本で生まれ育ち、熊本から出ることなく熊本に住み続けてるのに、全く知らないことも多く驚くことばかりでした。

とても貴重な機会となったので、いくつかにわけて紹介していきます。

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阿蘇のあか牛テロワール旅

実際にその土地へ足を運び、気候や風土・環境を肌で感じる。

それが『テロワール旅』

今回のテロワール旅の舞台は【阿蘇】

『阿蘇のあか牛テロワール旅』

阿蘇のあか牛テロワール旅

熊本駅からジャンボタクシーを貸し切り、テロワールを感じる特別な『肉旅』を1泊2日で楽しんできました。

※今回はモニターとしての参加でしたが、今後同じように熊本駅などからジャンボタクシーを貸し切り各スポットをまわるツアーが販売される予定です。

テロワールとは?
“土地の個性”のことを指し、もともとは自然環境によってワインの味わいが異なるという考え方です。

阿蘇の草原は約1万3000年前、縄文時代から存在したと言われてます。

この草原は、自然の力だけでは維持することができません。
人と自然が手を取り合い育ててきた場所が、阿蘇の草原なんだそうです。

そして、この阿蘇の草原を維持するために欠かせない存在なのが、阿蘇の草原でよく見かける牛たち。

なぜなのか?気になりますねぇ…^^;
こんな感じのことを学ぶ旅。

阿蘇のあか牛テロワール旅

また、草原を守るために自分ができることを探す旅でもあります。

自分ができることは何か?

阿蘇のあか牛テロワール旅

色々考えながら行ったのですが、実際参加してみると…考えていたほど難しいものは一切なく『あか牛を美味しく食べる』とか『阿蘇でお土産を買う』・『阿蘇で遊ぶ』など、私が得意とすることでも阿蘇の草原を守ることに繋がると知る。

阿蘇のあか牛テロワール旅では…
『気候』・『土』・『水』そして『人』この4つのテロワールを意識しながら旅をします。

始まりだけを見ると、なんとなく堅苦しい旅のように感じますが…

実際には全く堅苦しさはなく、1泊2日の間、私が得意とする『ひたすら遊んでひたすら美味しいものを食べまくる!』という旅です(笑)

これが、阿蘇の草原を守ることに繋がっているのは、すごく素敵。

阿蘇草原保全学習センター

まず最初に訪れたのは、阿蘇市小里にある『阿蘇草原保全活動センター』

阿蘇のあか牛テロワール旅

『草原学習館』で、阿蘇の草原とあか牛について学びます。

ここ、何の施設なんだろ?と通る度に気になってたんですよね。

阿蘇草原保全学習センター

今回初訪問した『阿蘇草原保全活動センター』では、阿蘇の大地を守る活動をされていて、阿蘇の草原やあか牛について学ぶことができます。

入館無料で誰でも自由に入ることができる施設なんだそうです。

動画やパネル・ジオラマなどを見ながら、阿蘇の草原やあか牛のことをお勉強。

阿蘇草原保全学習センター

阿蘇の草原は千年以上前から放牧や野焼きなど、人々の生業により維持されてきました。

しかし近代、農畜産業は高齢化や後継者不足など衰退が著しく、阿蘇の草原は減少し続けています。

春の訪れを告げる風物詩『野焼き』も深刻な人手不足により、できない地域が増え、野焼きをしない原野は荒れていきます。

どの位、阿蘇の草原が減っているかというと…

↓緑系の色がついている部分が草原

阿蘇草原保全活動センター

明治・大正期の草原・昭和20年の草原・現代の草原を比べると、こんなにたくさんの草原がなくなってるんですね。

私自身、阿蘇は大好きで遊びに出かけることも多く『阿蘇にはたくさんの草原がある♪』なんて言ってましたが、このジオラマには衝撃でした。

野焼きをすることにより、この阿蘇の草原は守られてきているとのこと。
この阿蘇の草原が守られることは、土砂災害の被害を緩和する役割も持っています。

阿蘇のあか牛テロワール旅

実際に、過去に阿蘇は地震や水害で大きな被害が出ていますが、今回の旅ではガイドさんからのお話もあったので、普段とは違った目線で阿蘇の景色を眺めてたのですが…土砂崩れをしている部分を見てみると、その理由が分かる光景が多々ありました。

阿蘇草原保全学習センター

実際に学んだことを、直接景色の中で感じることができるのがまた楽しい♡

私はひたすら1日しゃべってる割に、難しいことを話すのは全くできるタイプではないので…今回学んだことをうまく伝えられないのがもどかしい(笑)

実際に、1人でも多くの人にこの施設に行ってもらって、直接話を聞いて欲しいなぁ…と思うことばかりでした。

阿蘇草原保全活動センターに行くと、自由に見学もできますがお話を聞くこともできるそうです。

阿蘇草原保全学習センター

ここ阿蘇草原保全活動センターでは、野焼きボランティアについても詳しく紹介されてます。

野焼きはとても大変な作業で危険を伴うため、人手不足や高齢化の影響をもろにうけ野焼きができない牧野も出てきているため、毎年ボランティアをたくさん募集されてます。

野焼きに参加するためには、事前に研修を受ける必要がありますが、定期的に初心者講習会が開催されていて、研修は1日で終わるとのこと。
体力に自信がある人はいかがでしょうか?

阿蘇のあか牛テロワール旅

『阿蘇草原保全活動センター』は誰でも自由に見学ができるので、ぜひ少しでも気になった方は、阿蘇に行った際に立ち寄ってみてください^^

私も今回はチラっと見ただけだったので、今度ゆっくりと見学を楽しみに行ってみたいと思ってます。

施設情報・場所・駐車場

『阿蘇草原保全学習センター』の場所は、ASO MILK FACTORY(あそミルクファクトリー)はな阿蘇美の目の前。

アソミルクファクトリーは過去に紹介してます↓

そう。アソミルクファクトリーに行く度に「何の施設だろ?」と思ってたんです(笑)

阿蘇のあか牛テロワール旅

駐車場は建物の前にたっぷりと完備。

公式サイトでは、駐車場105台・バス4台・駐輪場10台となってます。

【阿蘇草原保全学習センター】
住所:熊本県阿蘇市小里656
電話:0967-32-0100
開館時間:9:00~17:00
休館日:なし(年末年始を除く)
公式サイト:阿蘇草原保全学習センター公式

雪化粧した美しい阿蘇の山々

阿蘇草原保全学習センターで、大まかに阿蘇の草原とあか牛について学んだあと、草千里へ向かいます。

私が『阿蘇のあか牛テロワール旅』に出たのは、タイミングが良いのか悪いのか…
10年に1度の大寒波!と騒がれていた“あの日。

熊本市内も雪が積もってましたが、阿蘇にももちろん積もってました。

阿蘇のあか牛テロワール旅

晴れ間が見えてたので、とにかく山が美しい。
まるでアルプスか何かに来たのか?と錯覚するような光景があちこちに。

とってもレアな景色を楽しむことができました♡

阿蘇のあか牛テロワール旅

地元の運転手さんも「こんなに綺麗なのは珍しい…」と何度も感動されてた位。

車酔いが気になる私は、旅の間終始ジャンボタクシーの助手席に乗ることが条件だったため、1番特等席で綺麗な景色をひたすら眺めることができました^^;

草千里まで行く道のりの雪は…なかなかすごかった!

阿蘇のあか牛テロワール旅

でもベテラン運転手さんのおかげで、雪道も安心して乗ってれる♪
そして…この運転手さんが、めっちゃ良い人でひたすら話し相手になってくれた(笑)

自分では絶対この雪道は運転できないので、こんな機会じゃないと雪が積もる草千里に行くことはなかったはず。

熊本で初めて除雪車を見たよ^^;

阿蘇のあか牛テロワール旅

草千里展望所に到着すると、一面真っ白!

草千里

この日、火山博物館やお土産店・飲食店は全て臨時休業となっていたため、私たちだけで貸切!

草千里

草千里のこの景色を貸し切りできるとは…なかなかレアですね♪

今までみてきた草千里とは、また少し違う綺麗な景色を楽しむことができました。

展望所で車から降りて、少しだけ歩いた時には、だいぶ寒かったけど…これもレアな体験でしょう(笑)

中岳火口方面の景色もとっても綺麗♡

草千里

この日は、空気がとても澄んでたんでしょうね。
景色がとてもクリアで美しく、遠くには有明海も見えてましたよ!

草千里

樹氷?霧氷?どちらかの区別とかは…私にはわからんけど^^;
珍しい光景に、ただただ見とれてしまいますねぇ♡

冬の阿蘇をたっぷりと実感ですね!

まさにテロワールの【気候】という部分じゃないでしょうか。

周年放牧されている牛や馬を見学

阿蘇駅方面から草千里まで登る途中のお話。

綺麗な景色に見とれてると、冬でも放牧されてる牛や馬がいたので、ちょっと立ち寄り休憩。

阿蘇のあか牛テロワール旅

通常、阿蘇の牛や馬たちは『夏山冬里』で飼育されてます。

漢字でわかる通り、夏は山に放牧・冬は山を降り牛舎などで過ごす。
テレビニュースなどでも見かけますね。

でも、一部の馬や牛は冬場も放牧地で過ごしてるそうです。

阿蘇のあか牛テロワール旅

『周年放牧』というらしい。
この辺の言葉なども、恥ずかしながら…私にとっては今回初めて聞く言葉が多かった^^;

この周年放牧されてる馬に『マリコ』と書かれてる馬がいましてね…

阿蘇のあか牛テロワール旅

人間勝手なもので、牛や馬たちを食べる時には『おいしい♪』と言ってますが、馬や牛を見ると『可愛い♡』なんて言うわけですよ…^^;

この『マリコ』と書かれた馬を見て、みんなで可愛い♡とか大きい♡とか話ながら…「この馬、マリコって言うんだね!」という話になる。

阿蘇のあか牛テロワール旅

「まりこー!」「おーい!マリコー!」と、みんなで呼んでるとね…

近くに停まってた軽トラに乗ってた女性が一言。

「マリコは私たい!」だって…爆笑

阿蘇のあか牛テロワール旅

はい。この放牧地には、複数の家の牛や馬が放牧されているので、馬の名前が“マリコ”ではなく『マリコさん家の馬』とわかるように、馬に名前が書かれてるそうです。

確かにほかにも『マリコ』と書かれた馬がいる…。
大変失礼しました^^;

思わぬハプニングに、気まずいやらおかしいやらで…私は車に戻ってからも終始ニタニタが止まりませんでした(笑)

阿蘇でよく見かけるこの牛や馬たち名前が書いてあるのは、あまり見かけない気がしますが、番号が書かれてることは多いですね。

阿蘇のあか牛テロワール旅

この文字、どうやって入れてあるんだろ?と、昔から気になってたんですが…

なんと!この文字は、髪の毛などを染める時に使うような染粉を使って入れるんだそうです。

へぇえええ!!なるほど。

軽トラに乗って餌を運んできてた“まりこさん”が教えてくれました(笑)

この馬や牛に入ってる名前や番号は、ヘアカラーや脱色のような感じなので、牛や馬に害や痛みはないとのこと。

私の想像では、焼き印的な感じなのかな?痛くないのかな?と思ってたので良かった!

旅の始まりから、知らないこと・学びの連続で楽しい。

と、ちょっとそんなハプニングがあったので余談でした^^;

阿蘇中岳火口も美しい雪景色

草千里を見た後は阿蘇中岳火口へ!

また、この中岳火口のターミナルまでの道中が美しすぎる♡

阿蘇中岳火口

噴火の影響により入ることができなかった火口見学も再開されてますが、この日は雪の影響で閉鎖されてたので、ターミナルの駐車場周辺から見学。

阿蘇中岳火口

もくもくと白い煙が出てますねぇ…

この景色もすごく綺麗で幻想的でした。

県外の人だと、ここを目的に来る人も多いかと思いますが、熊本県内に住んでるとなかなか中岳火口見学って行かないですよね^^;

でもねぇ…たまに行くとすごく良いですよ!

阿蘇中岳火口

私もまたしばらくご無沙汰なので、少し暖かくなったころにでも再訪してみたいですね^^

今は…多分、相当寒すぎる気がする^^;
結構火口周辺は風が強いことが多いので…💦

火口見学については、過去に別記事で紹介してるのでリンクしておきますね♪

水害・地震・噴火と度重なる自然災害の影響により、崩れてしまっていた中岳火口入口にある神社が綺麗な建物になってました。

古坊中とは?

草千里から、阿蘇中岳火口のターミナルに向かう手前に【古坊中】という看板があるのは、子供の頃から見てたので知ってました。

ただ、これが何なのか…

もう、今回恥ずかしいことばかりだったのですが、私知らなかった^^;

阿蘇中岳火口

大昔から何度も噴火を繰り返している阿蘇。

ここ『古坊中』という平地は、火山信仰を背景に山岳仏教の大霊場として300人から400人の修行僧たちがいたと言われているそうです。

噴火で積もった火山灰で、修行場とされていた場所は大地に埋まってしまっているようですが、少し掘っただけでも遺跡が出てきたりするとのこと。

阿蘇中岳火口

ただ、過去に何度も国などが大がかりな発掘調査をしようとしたものの…噴火などが起き、調査できず中止になっていて、謎に包まれてる部分も多いそうです。

う~ん…スピリチュアルなことはわからない私ですが…
これは、触るな…ってことなんじゃないかなぁ…と思ってしまうお話でした^^;

私…こういう豆知識⁈的な話が結構好きでして…

ほーんと今回はいろいろなことを知る機会となって面白かったなぁ。

私の場合「へぇ!そうなのか!」と興奮する割に、すぐ忘れちゃうのがダメなんだけどね(笑)

放牧地を見学

中岳火口の景色を楽しんだ後は、とある放牧地の組合長さんの案内で放牧地を見学。

普段は立ち入ることができない私有地を、ジャンボタクシーでジャンジャン進みます!

放牧地につくと、牛がのんび~と過ごしてました。

阿蘇のあか牛テロワール旅

私たちが行くと、みんなこっちを見てる。
中には近寄ってくる牛もいる。

飼い主などをわかってるとのこと。
私たちは「誰よ?何よ?」と見られてたってことですね(笑)

地域ごとに先祖代々、受け継がれた放牧地があり、各集落などで組合を作り、同じ放牧地に複数の家の牛が放牧されてるそうです。

ここにいる牛は全てメス。

中には、お腹に赤ちゃんが入ってる牛もいました。

あか牛=阿蘇というイメージが強いですが、阿蘇で飼育されているあか牛は繁殖を目的とした牛が多いとのこと。

阿蘇のあか牛テロワール旅

これはやはり経済的なことが関係しているようで、阿蘇で生まれ阿蘇で育ち食肉になる牛は、とても少ないそうです。

そして、あか牛の値段が安くなっていて、黒毛の飼育に切り替える人も多いのだとか。

あか牛さんを目の前に、ちょっと話しにくさがあるお話ではありますが💦

私たちがあか牛を積極的に食べることで、あか牛の価値(価格)があがり、阿蘇生まれ阿蘇育ちの牛が増える可能性があります。

この記事の冒頭で書いた、草原を守るために自分ができることは何か?となると、この辺は私にもできることですね。

阿蘇のあか牛テロワール旅

また、この放牧は牛たちがのびのびと暮らすためのものだと長年思ってたんですが、実はこの牛たちが草原を守るために、すごく重要な存在だということも知りました。

阿蘇の草原は比較的なだらかなところは、機械を使い人間が草刈りをしてますが、急傾斜地が多く人間の手では手入れをすることができません

でも、牛はとても足が強く器用に傾斜をのぼり草を食べることができます。

牛は自分の体重の1割ほどの草を、1日に食べると言われていて、牛の体重は600キロ前後。

1日に50~60キロの牧草を食べることになります。

阿蘇のあか牛テロワール旅

放牧により牛がたくさんの牧草を食べてくれることで、人間が手入れできないところの管理ができるようになり、草原が荒れることを防ぎ草原を守ることができるそうです。

また、牛はすごくグルメだそうで、食べる草と食べない草が極端に分かれているとのこと。

牛が好まない草は、昆虫や蝶の幼虫などが好む。

阿蘇は『蝶の楽園』とも言われていて、絶滅危惧種に指定されている貴重な蝶などを見ることもできます。

阿蘇のあか牛テロワール旅

阿蘇で大昔から続いてきた放牧が衰退してしまうと、自然のバランスが崩れてしまい蝶などが育つ良い環境もなくなってしまうため絶滅にもつながってしまう…

と、もうね…何度も言います。
難しい話をするのは苦手です(笑)

とにかく、阿蘇の草原を守ろう!放牧は大事!
そして…あか牛を食べることで、草原を守ることに繋がる。

今回の旅、初めて知ることが多くすごく貴重でした。

阿蘇のあか牛テロワール旅

このテロワール旅、熊本県民でも知らないことをたくさん知ることができます。

スタートからとても学びが多く楽しませていただきましたが、まだ旅はスタートしたばかり。

あとは、あまり難しいことはなしで、細かくわけて紹介したいと思います^^;

さほど…難しいことは言えてないけどな(笑)

今後、少しずつ『阿蘇のあか牛テロワール旅』の記事を追加していきます。

一覧から見れるようにしてあるので、気になる項目だけでもチェックしてみてくださいね^^

阿蘇のあか牛テロワール旅記事一覧

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